バルトレックスは、ヘルペスの治療や再発防止に使われるお薬です。ヘルペスを発症したらまず、バルトレックスを服用すれば、ウイルスの繁殖を最小限に抑える事ができます。

バルトレックスの画像

AIDSが起因となる陰茎腫瘤の治療にバルトレックス

バルトレックスは、英国の大手製薬会社が開発したヘルペスウイルスに有効とされる抗ウイルス化学療法剤であり、現在は2013年に特許期限を迎え世界各国の製薬会社でバルトレックスのジェネリック医薬品が安価で販売されています。
ヘルペスには、単純ヘルペスウイルス1型や2型、サイトメガロウイルスなど8種類のヒトパピローマウイルスがあり、ヒトパピローマウイルスの中には激しい痛みを伴う事の無い水ぶくれが冠状溝の亀頭周辺や陰茎部分に発症する陰茎腫瘤を引き起こすヒトパピローマウイルスがあります。陰茎腫瘍は、良性腫瘍としては尖圭コンジローマなどが知られ、悪性の場合は陰茎癌へ進行します。陰茎癌の発症起因としては、ヒトパピローマウイルスだけで無く、AIDSや不衛生な包茎による閉塞性乾燥亀頭炎などがあります。陰茎腫瘤の治療法としては、患部をレーザーなどにより焼却切除する外科的な治療方法もありますが、バルトレックスなどのデオキシリボ核酸ポリメラーゼ阻害薬などを用いる化学療法もあります。
バルトレックスは、主な成分であるバラシクロビルが体内でアシクログアノシンに分解され、感染細胞内でデオキシグアノシン三リン酸と置換される事でヒトパピローマウイルスのデオキシリボ核酸の複製を阻害し増殖を抑制します。加えて、バルトレックスは、神経節に入り込んだヒトパピローマウイルスにも有効とされ、再発抑制治療にも用いられており、最近で脳神経細胞に潜むヒトパピローマウイルスが認知症の原因と考えられている事から認知症治療へのバルトレックスの転用が研究されています。
バルトレックスは、従来のアシクログアノシンを主な成分とする抗ウイルス化学療法剤と比較すると、生物学的利用能が改善されているので感染細胞への移行性が高くなり、1日の服用回数も2回〜3回と一般的な市販薬と同等となっています。